数年前にクロスターアルバイテンというドイツ・オーストリアの手仕事をされている方たちの展示会の DM を依頼されたとき、タイトルに Kabel(フォント)を使ってデザインした。タイトルは英語だったし、特にドイツということを意識することもなく写真のイメージを見ながら選んだのだが、だいぶ後になって『欧文書体–その背景と使い方』を見たらドイツらしさを感じる書体のひとつとして Kabel が選ばれていた。ドイツらしさを感じる書体といっても、著者の小林章氏も書いているように目安としてお国柄を感じる書体というだけで決まりのようなものではないし、単なる偶然かもしれないが、背景も知らず初めて使った書体だったので自分の感覚もそう悪くなかったなと自信が持てた。
知識も大切だけれども、改めて自分の目を信じて、養っていかなければいけないなと思う。
小林章氏は、“欧文書体 Futura はフツーに使われているということを伝えるためのブログ – ここにも Futura” も作られている。私も昔、Futura がナチスを連想させる書体であるというような話を知人から聞いたことがあったので、小林氏のブログを読んで安心した。Futura はすっきりしていて好きな書体だ。敬愛するスタンリー・キューブリックも好んで使っていた。まあキューブリックなら仮にナチスを連想させるとしても必要だと思えば使うだろうが。
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Author
Kazuaki Unomoto.
Graphic Designer, Artist. I work at Galerie RECOLTE.MyZoo
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